行列の出来るレストラン、農園食堂「森のかぞく」のメニューをリニューアル!という事でシェフと共に買い付けに行った波佐見焼のテーブルウェアに、早速料理を盛り付けて頂きました。
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目にも鮮やかな採れたての有機野菜が輝いて、食欲を刺激。前菜からテンションが上がってしまいます!シェフは日頃から「創作意欲の湧く、イマジネーションを刺激する様な皿」を求めていたのだとか。
特別な食事の時間は「お店というステージの上で、お客さんを五感で楽しませる」いわばショータイムの様なものです。キャスト(料理)をどんな衣装や小道具(テーブルウェア)で演出するのかはプロデューサー(料理人)の腕に掛かっています。
例えば、演劇を観に行ってキャスト全員の衣装が量販店で売っている服だったとすれば、親近感は湧きますが、これなら家でDVDを観た方が良かったかな?と内容はともかく、そんな印象を受けてしまうのではないでしょうか。
スタイリストが走り回って衣装を探すのと同じで、腕の良い料理人は自分に合う皿を常に探し求めています。普段の家のご飯(褻)とスペシャルな外食(晴れ)の境目を大きく分かつのが器選びとも言えそうですね。
ここまで偉そうに、器選びの大切さを語っている私ですが、数年前までは殆ど興味がありませんでした。「器なんて程々にオシャレで安くて使い勝手が良ければ、それでいいじゃん」
そう思い込んでいた私が変わったのは、器を愛する人々に囲まれていたお陰です。
器の価値も変わらない私の為に、特別に選んだ器で珈琲やご飯を出してくれるお店の経営者さん、良い物が出来たからと見せてくれる作家さん。旅先で見つけた器をペケペケっぽいからと、持って来てくれる目利きの方。食器棚に鎮座するニトリやIKEA、100均の器の割合が減り、自分の好きな器が少しづつ増える事に幸せを感じるこの頃です。
全ての器にはストーリーがあります。窯元までわざわざ足を運んで選んだ器を使う時、その土地の風土や歴史、職人さんや売り子さんの器に対する想いや旅の思い出まで、一度に思い出す事が出来るのです。
そんな色んな人の想いが詰まった器で食べる料理の味は格別。もし、あなたが「森のかぞく」で食事をする事があれば、器にも注目してみて下さい。実際に手に取ってみると思っていた以上に軽く、優しい手触りを感じられるはずです。
料理をご注文の際は、メニューもじっくりと眺めてみて下さいね。
実は、波佐見で買い付けた器のイメージによりメニューの仕様や紙の質感を大幅に変えました。
たった1日の窯元を巡る旅が、お店の料理やメニューデザインにまで影響するなんて、思ってもみませんでしたが、そこで得たものは大きかった様に思います。
農園食堂 森のかぞく
鹿児島で有機野菜を作り続けて30余年!園山農園直営のお店です。
レトロフト地下に野菜と厳選した食材のストアもあります。
鹿児島県 鹿児島市 名山町2-1 レトロフトチトセ1F
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月曜・第二日曜定休
ランチ11:00〜15:00(14:30LO)
ディナー18:00〜22:00(21:00LO)
お弁当・ランチ・ディナーのご予約 099-227-2708
農園HP http://www.sonoyama-farm.com/original.html
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